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チームにプレーへの集中を求めるモントリーボ「しゃべっている場合ではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

チームにプレーへの集中を求めるモントリーボ「しゃべっている場合ではない」
リッカルド・モントリーボ【写真:Getty Images】

 近年低迷が続き、昨季も10位という不本意な成績で終えたミランは、シニシャ・ミハイロビッチ監督を迎えてタイトル奪還に向けて動き出した。今夏はカルロス・バッカやルイス・アドリアーノら多くの新戦力を迎え、充実したプレシーズンを送っている。

 しかし、チームの中心として大きな責任を背負うリッカルド・モントリーボは、現状を楽観視していない。21日にシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長の激励を受けたあと、中国に出発する前の心境を語った。同日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

「スクデット? 難しいものになるだろうね」とモントリーボは述べ、いきなりタイトルレースに絡むのは困難だと強調する。そのうえで「いまはいろいろなことを喋っている場合ではないと思うし、僕らはピッチ上で何ができるのかを示す必要がある。おしゃべりは少しにして、たくさん練習しなければ」と、チームにプレーへの集中を求めた。

 もちろん名誉会長の訪問もミランの選手たちに刺激を与えた。モントリーボは「彼の訪問は僕らに活力を与えた。偉大なカリスマに感謝したい。どうやって僕らのモチベーションを高い状態で維持させるかを知っているんだ」とベルルスコーニ氏を称えた。

 ミランはミハイロビッチ新監督の下で再出発しようとしている。モントリーボは「彼はトップレベルの指導者」と評価するが、期待に違わぬ成績を残してクラブの誇りを取り戻すことができるだろうか。

【了】

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