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2020年東京オリンピックを目指して…気鋭の建築家が考えた新国立競技場とは?

先日、前衛的なデザインが公開されて話題となった新国立競技場。

text by 編集部

2020年東京オリンピックを目指して…気鋭の建築家が考えた新国立競技場とは?
新国立競技場公式ホームページ。2019年の完成予定だ

 先日、前衛的なデザインが公開されて話題となった新国立競技場。

 総工費はおよそ1300億円、収容は8万人と、国内最大級のスタジアムを目指す。解体後に建設される新国立競技場は2020年の東京五輪のメイン会場となる予定。(新国立競技場が予定する収容人数などについては現在、建築家らを中心に反対運動も起きている)。  

 1958年に完成した現在の国立競技場は1964年の東京五輪のメイン会場となったが、あれからすでに半世紀以上が経過し、かなりの老朽化が進んでいる。そこで現在の国立競技場は解体され、まったく新しい姿となって建設される。
 
 この新国立競技場は国際デザイン・コンクールとなり、全世界から46点の応募があった。最優秀賞はイラク出身で、現在はロンドンで活躍する女性建築家、ザハ・ハディドの案が採択された。2012年のロンドン五輪で水泳会場の設計を担当した気鋭の建築家だ。

 ザハ・ハディドのデザイン案に対して、日本を代表する建築家である安藤忠雄氏を委員長とする審査委員会も高く評価。この審査委員会にはサッカー界から小倉純二サッカー協会会長(当時)や都倉俊一氏(ヴィッセル神戸の都倉賢のおじ)も参加した。
 
 現在の国立競技場は2014年7月を最後に閉鎖され、新スタジアムは2019年の完成を目指す。

 なお、今季の国立競技場でのJリーグ開催は10月5日のFC東京対鹿島で終了。残すはナビスコ杯の決勝と天皇杯の決勝となるが、天皇杯では「SAYONARA国立」キャンペーン(※)を実施中とのことだ。

※特別展は国立競技場内の秩父宮記念スポーツ博物館にて2014年5月6日(祝・火)まで開催中

【了】

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新国立競技場公式サイト

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