チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、英紙『ザ・ガーディアン』のインタビューでサッカー界のインフレについて苦言を呈すると同時に、不仲として知られるGKイケル・カシージャスの給与についても触れた。同紙が20日に伝えている。
選手を補強する場合、そのポジションの選手を失った場合にしか行わないと主張するモウリーニョ監督は「サッカー市場はインフレになっている。私の国で起きていることを見ればわかる」と述べた。
かつてモウリーニョ監督が指揮を執っていたポルトは、レアル・マドリーからカシージャスが加入。また、国内最高額の移籍金でマルセイユからMFジャネリ・インビュラを獲得していた。
同監督は母国が経済危機に直面していながらもポルトガルのクラブが監督や選手獲得に大金を使っていることについて触れた。
「ポルトはインビュラ獲得に2000万ユーロ(約26億8000万円)使い、カシージャスには信じられない額の給料を与え、スポルティングは監督や選手獲得に大金を叩いている」
カシージャスは、マドリーで受け取っていた700万ユーロ(約9億3800万円)から半額の350万ユーロ(4億6900万円)となったが、それでもポルトではチーム内でもトップクラスの給与を受け取っている。
【了】