マインツで安定した成績を残した岡崎
これまで多くの日本人選手が厚い壁に阻まれてきたプレミアリーグ。特に、西澤明訓、中田英寿、宮市亮といったアタッカータイプの選手は苦戦を強いられ、ドルトムントで日本人選手過去最高ともいえる活躍を見せていた香川真司ですらも満足な結果を残すことはできなかった。
そんな強烈ともいえるリーグへの挑戦に岡崎慎司が名乗りを上げた。岡崎は2011年1月に清水エスパルスからシュトゥットガルトへ移籍して欧州でのキャリアをスタート。13-14シーズンにマインツに移籍すると15得点を記録し、昨シーズンは2年連続の2桁得点となる12得点を記録した。
FWというポジションにおいては、日本サッカーの歴史において最も安定したパフォーマンスを見せた選手といえる。
当然、日本代表においてもまだまだ中心を担うべき選手であり、彼の存在は結果に直結する。仮に、プレミアリーグで不発に終われば日本サッカーにとって大きな痛手となる。
もちろん、異なる国の異なるリーグ、異なるチームでこれまで同様かそれ以上の活躍を披露できるかは様々な要素が絡むため予測できるものではない。それでも、レスターのスタイルや既存戦力との相性を測ることはできる。
レスターはナイジェル・ピアソン監督を解任し、クラウディオ・ラニエリ監督と契約したため、昨シーズンとは異なるチームとなる。しかし、群雄割拠のプレミアリーグにおいて、レスターのようなチームが結果を残すための方法は限られてくるため、基本的な戦い方に大きな変化はないはずだ。
そこで、昨シーズンのデータを用いて岡崎とレスターの相性を測ってみる。