チームのトレーナーがゴールライン上に立ちはだかり、相手のシュートをブロック!
先日そんな動画がネット上で話題になっていたが、14日に放送された「やべっちFC」(テレビ朝日)で事後談も含めて放送されたので紹介したい。
事件が起きたのは、ブラジル4部リーグ昇格プレーオフ準々決勝、トゥピFC対アパレシデンセ。
昇格をかけたプレーオフの後半44分。次の1点で勝敗が決まる大事な場面だ。
治療のためにゴール脇にいたトレーナーが、なぜかじりじりとゴールの中にポジションをとって……相手のシュートを見事にクリア!
えーーーー!?
というシーンだ。
当然ながら両軍入り乱れて押し合い圧し合いとなったわけだが、事件を引き起こした張本人はといえば、身の危険を察知したのか超速のスピードで場外へ退散。ピッチ上の誰よりも速かったのだ。
トレーナーの名前をロミウドさんという。
相手チームは猛抗議し、事態は裁判にまで発展。ブラジルのスポーツ裁判所は、ロミウドさんの“クリア”を反則とし、ゴールを認めた。さらに、ゴールを阻止したロミウドさんは24試合ベンチ入り禁止という重い処分が下された。
そして、やべっちFCでは本人を直撃し、ロミウドさんの肉声を紹介した。
ロミウドさんの反省の弁。
「ボールがゴールラインを割ってしまう。俺が止めなきゃという強い気持が出てしまったんだ」
ブラジル国内では批判を受けたロミウドさんの行動だが、所属チームの一部のサポーターからは、
「12番目のヒーローだ!」
「突如現れてゴールを守ってくれた!」
などと称賛の声も挙がったとか。 チーム愛ある行動もほどほどに。
【了】
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