大記録を達成した中村俊輔【写真:Getty Images】
長期の負傷離脱から復帰した中村俊輔が“伝家の宝刀”で素晴らしい記録を打ち立てた。
明治安田生命J1リーグ2ndステージ第3節ガンバ大阪対横浜F・マリノスは、ホームのG大阪が2-1でリードして後半アディショナルタイムに入った。
すると94分、横浜FMがペナルティエリア手前でFKのチャンスを得る。そしてボールの後ろに立った中村が、自慢の左足でゴール左上の角に見事なキックを沈めた。これには日本代表のGK東口順昭ですら一歩も動くことができず崩れ落ちるのみ。まさに芸術的なFKだった。
対戦相手だった遠藤保仁と並んで直接FKで歴代最多となるJ1通算17得点を決めていた中村は、このゴールで18得点目として歴代単独トップに立っている。37歳を迎えても中村の技術は冴え渡り、世界的名手の左足は衰えを知らない。
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