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マンC加入のスターリング、移籍前に批判集中も「純粋に入団したかった」

text by 編集部 photo by Getty Images

マンC加入のスターリング、移籍前に批判集中も「純粋に入団したかった」
マンチェスター・シティに所属するFWスターリング【写真:Getty Images】

 マンチェスター・シティに加入したイングランド代表のFWラヒーム・スターリング(20)が、新天地での意気込みを語っている。

 2017年6月までリバプールとの契約を残していたスターリングは、クラブからの昇給オファーを拒否し、その後チームの許可なしにメディアの前で移籍願望を公言するなど、シーズン中から度々批判が集中していた。新チームが始動してからも、クラブにツアー不参加の意思を電話で伝え、体調不良を理由に数日間ほど練習を休み、クラブ関係者やサポーターの顰蹙を買っていた。

 スターリングは、シティ移籍前に自身の携帯電話の番号が流出したため、人種差別的な電話やメッセージが届くなど、移籍を巡っていくつかの事件に巻き込まれていた。そして先日、プレミアリーグ史上2番目となる移籍金4900万ポンド(約95億円)で遂に念願の強豪クラブ入りが叶い、数ヶ月間に及ぶ去就問題に終止符が打った。

 スターリングは、18日に行われたメルボルン・シティとの親善試合前に英メディア『スカイ』のインタビューで、「リバプールの離れ方は少し残念だった。でも、僕の状況を考えれば、それも仕方なかったんだ。クラブに関わる監督や選手全員とは今でも良い関係を築いている。新シーズンで彼らが成功することも願っているよ」と、15歳で入団した古巣との別れに思いを巡らせた。

 また、移籍先にシティを選んだ理由については、「最初に彼らの関心を聞いたとき、純粋に入団したいと思ったんだ。シティの選手全員と会って、本当に素晴らしい数日間だったよ。彼らは歓迎してくれたし、ここにいることが最高に幸せだ。正しい決断だったと思う」と、選択に迷いがなかったことを強調。

 最後に、高額な移籍金による重圧に関しては、「シティのようなビッグクラブでプレミアリーグを戦えば、いかなる選手でも常にプレッシャーを感じるだろう。それには対処しなくてはならない。個人的な目標を達成し、このクラブのために尽くすことでトロフィーを勝ち獲りたい」と、強い決意を口にした。

 なお、シティはMFサミア・ナスリのゴールでメルボルンを1-0で下した。次戦は21日にインターナショナル・チャンピオンズカップでローマと対戦する。

【了】

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