レアル・マドリーのラファエル・ベニテス監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのラファエル・ベニテス監督は17日、遠征先のオーストラリアで行われる親善試合ローマ戦の前日記者会見でチームの現状について言及した。スペイン紙『アス』が伝えている。
ここ数日練習を共にした結果、ベニテス監督はマドリーの選手達のプロ精神と集中力、そしてインテンシティーを称え、良い印象を受けたと主張した。
マドリーにとって、16年間トップチームに在籍したGKイケル・カシージャス抜きの初プレシーズン。下部組織時代からカシージャスを知っているベニテス監督は、元主将を「レジェンド」と称えるも、マドリディスタ達に一致団結して後任主将を支持するように求めた。
カシージャスの退団によって主将になったDFセルヒオ・ラモスさえも移籍が浮上しているが、スペイン人指揮官は同選手について「彼のメンタル、リーダーシップとコンディションは我々にとって不可欠」と絶賛し、フロレンティーノ・ペレス会長も続行すると確言したと伝えた。
なお、ベニテス監督は左サイドにクリスティアーノ・ロナウド、ベイルをトップ下として起用している場面が見られたが「プレシーズンは実験をするためにある。フォーメーションより重要なのは選手のピッチ内での行動だ」と、まだ結論を出すには早すぎると言う見解を出した。
また、バレンシアを率いていた頃にC・ロナウド獲得を夢見ていたと明かすベニテスは、リバプール時代にユナイテッドを相手にしていた時は手こずったと認めた。さらに、「世界最高選手のひとり」と、今はもっと完璧な選手であると語った。
一方、18日にローマと臨む親善試合に向けて、ベニテスは同クラブの攻撃システムを称え、自身のチームの守備を改善せねばならないと気を引き締めた。
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