建築家の安藤忠雄氏【写真:Getty Images】
建築家の安藤忠雄氏が16日、新国立競技場の建設費について言及した。
審査によって選択された建築家ザハ・ハディド氏のデザイン案は2520億円と莫大な建築費用がかかることで批判が集まっている。
安藤氏はザハ・ハディド氏のデザインを採用について「いくつかの課題がありました」と語ったものの、「コストについては、ザハ・ハディド氏と日本の設計チームによる次の設計段階で調整が可能なもの」であったことを明かしている。
また、同氏は「発注者である日本スポーツ振興センターのもと選出された設計チームによれば、当初は基本設計に基づく概算工事費は1625億円と発表されていた」と説明している。
概算時点より現在の2520億円には約900億円の差が存在する。この大幅な増額については「承知していない。さらなる説明が求められている」と語っている。
同じく新スタジアムを建設するガンバ大阪が建設費わずか140億円ということで莫大なコストが話題となっている新国立競技場。果たして、問題解決の糸口を見つけることはできるのだろうか。
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