ラジャ・ナインゴラン【写真:Getty Images】
ローマは13日、ベルギー代表のMFラジャ・ナインゴラン(27)と契約延長したことを発表した。
インドネシア人の父とフラマン人の母をもつナインゴランは、幼少期に父が失踪し、貧困生活を経験。その後、単身でイタリアに渡り、プロのサッカー選手になることを志した。2010年1月にカリアリでセリエAデビューを果たすと、瞬く間にチームの主力へと成長し、2014年1月に名門ローマに引き抜かれた。2014/15シーズンはリーグ戦出場35試合で5ゴールを記録している。
ナインゴランはクラブの公式サイトを通じて、「両者が望む結果だった。私もクラブも満足している。話し合いは前向きに進み、最高の解決策が見つかった」と、契約延長を喜ぶと、「ローマは一から出直しだ。昨シーズンよりも良いパフォーマンスを見せなければならない。今年は重要な何かを達成するため、現在はフィジカルトレーニングを懸命に行っている。プレシーズンで自分とローマのファンが大勢いるインドネシアで試合ができることを楽しみしているよ」と、新シーズンに向けた意気込みを語った。
なお、ローマは今年6月に900万ユーロ(約12億5000万円)を支払うことでカリアリとの共同保有を解消し、ナインゴランを完全移籍で獲得。そして、今回の新契約締結によって、2018年6月末から2020年6月末まで契約が延長された。同選手はユベントスやマンチェスター・ユナイテッドから関心を示されていたが、愛着のあるローマでスクデットを目指す道を選んだ。
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