C・ロナウドが3Dプリンターで作られた自身の人形と対面【写真:Getty Images】
来日中のクリスティアーノ・ロナウドは8日、丸ビル・マルキューブで行われた『MTG×Cristiano Ronaldo”BODY REVOLUTION PROJECT”Cristiano Ronaldo meets Cyber Clone』の記者会見に出席した。
このイベントでC・ロナウド本人の身体を忠実に再現したサイバークローンと初対面し、「似てないと言ったら嘘だね。完璧だ」と、その完成度の高さに驚きの表情を見せた。
しかし、このイベントをイギリスの複数メディアが酷評している。『デイリー・メール』は記事タイトルでフィットネス器具のPRイベントを「奇妙な広告」と表現した。
さらに同紙は「SIXPAD BODY REVOLUTION」という腹筋トレーニング器具のPRを行ったC・ロナウドを「自身のグローバルブランドを高め、現金をすくう機会を逃すことはない」と、まるで“金の亡者”あるかのように書いた。
一方、『ミラー』紙は「CR7は東京で彼のクローンと向かい合ったが…その顔は著しく異なるものだった」と、シリコンでできたサイバークローンの出来栄えの悪さを皮肉っている。
「3Dプリンターによって自動的に作られた自身の『生き写し』シリコンフィギュアと対面した彼はとても混乱しているようだった。誰も彼を責めることはできない」と、主催側を批判した同紙は、『生き写し』が本当は誰に似ているのかアンケートまで始めてしまった。
C・ロナウド自身か、ドラマ『フレンズ』のジョーイ・トリビアーニか、マイケル・ジャクソンか、はたまたジャン=クロード・ヴァンダムか…。投票では現在C・ロナウド本人と、ジョーイがほぼ同率で首位を争っている。
さらに皮肉たっぷりの記事を掲載したのは『ロンドン・イブニング・スタンダード』紙だ。記事の冒頭で「C・ロナウドを喜ばせる瞬間は、これまでの彼のキャリアで何度もあったが、悪名高いFWが自分の上裸のダミーと対面する以上に幸せな時を想像するのは難しい」と、サイバークローンとの奇妙な時間について酷評している。
これまでもアジアで様々なプロモーション活動に参加してきたC・ロナウドだが、サッカーに関係ないものも多くあった。その中でも特に今回の来日イベントはイギリスの常識の範ちゅうを超えるものだったようだ。
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