6月度のMVPに選出された浦和レッズFW武藤雄樹【写真:Getty Images】
Jリーグは6月度のJ1およびJ2の月間MVP選手を発表し、浦和レッズFW武藤雄樹を選出した。J2は大宮アルディージャMF家長昭博となった。
今季ベガルタ仙台から加入した武藤は16試合で8得点とキャリア最高のペースでゴールを量産し、1stステージを無敗で制した浦和の原動力となった。
6月の試合では、全4試合で先発出場。柏レイソル戦では2-3の状況から後半アディショナルタイムにチームを初黒星から救う同点弾を決めている。
Jリーグは、選出理由を「浦和の1stステージ無敗優勝に大きく貢献した。前線の選手でありながら守備にも貢献しており、豊富な運動量で相手選手を追いかけボールを奪う光景が多くみられた」としたように、武藤の献身性はデータでも表されている。
4試合における守備時のスプリント距離は30回で計472mでチームトップだが、2位の槙野智章は32回で462mと大差はない。しかし、攻撃時には67回のスプリントで1081mを記録している。これは52回のスプリントで905mを走っている関根貴大を大きく上回っている。
また、攻撃の選手ながらタックル数、ブロック数がともに9回を記録しており、「今季移籍一年目ながら不動のレギュラーとして抜群の存在感を見せている」としたように、攻守においてチームに欠かせない選手となっている。
チームメイトの阿部勇樹、Jリーグ通算200ゴールを決めたサンフレッチェ広島FW佐藤寿人といったノミネート選手をおさえての受賞となった。
浦和は7月11日の2ndステージの開幕戦、アウェイで松本山雅と対戦する。
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