ウェールズ代表のMFベイル【写真:Getty Images】
現地7日に発表される最新のFIFAランキングを大手メディア『ESPN』が一足先に予想している。
6月時点のFIFAランクでは、ドイツ、ベルギー、アルゼンチン、コロンビア、ブラジル、オランダ、ポルトガル、ウルグアイ、フランス、スペインがトップ10を占めている。『ESPN』の査定によれば、今回のコパ・アメリカで開催国チリに敗れて準優勝に終わったアルゼンチンが、世界王者のドイツを上回り、2008年6月以来7年ぶりの頂点に返り咲くと見ている。
驚きのトップ10入りが予想されるのが、EURO2016予選のグループステージでそれぞれ首位を走るルーマニアとウェールズ。過去15年の主要国際大会でEURO2008のみ本選出場を果たしているルーマニアは、1997年に同国史上最高位となる3位を記録したものの、ゲオルゲ・ハジやゲオルゲ・ポペスクの代表引退後は目立った成績を残せていない。しかし、現在のルーマニアは2013年11月以降わずか1敗と好調をキープしている。
一方、先月行われたEURO予選で、レアル・マドリー所属のMFガレス・ベイルが挙げた決勝ゴールによって2位ベルギーを下したウェールズは、6月時点の22位から過去最高の10位へ一気に上りつめることが見込まれている。同国は2013年9月以降は1敗しか喫しておらず、1958年のW杯以来となる国際大会本選出場も射程圏内に捉えている。
なお、今月25日にはFIFAワールドカップ・ロシア大会の予選組み合わせ抽選会が予定されており、仮に今回発表されるFIFAランクの順位を参考とするならば、ルーマニアとウェールズがシード権を獲得し、スペイン、フランス、イタリアといった過去の優勝国が漏れることになる。
FIFAランキングトップ10の予想は以下の通り。
1位 アルゼンチン
2位 ドイツ
3位 ベルギー
4位 コロンビア
5位 オランダ
6位 ブラジル
7位 ポルトガル
8位 ルーマニア
9位 イングランド
10位 ウェールズ
【了】