ブラジル代表のドゥンガ監督(右)【写真:Getty Images】
ブラジルサッカー連盟(CBF)幹部のワルテル・フェードマン氏は5日、ブラジルTV『エスポルテ・エスペクタクラル』で、FWネイマールに下された4試合の出場停止処分に抗議しなかったことを明かした。
ネイマールは、コロンビア戦の試合終了後に相手選手へボールを故意にぶつけ、他選手に頭突きしようとして一発退場となった。また、審判が報告書に暴言を吐いていたと記したことで4試合の出場停止処分を下された。
フェードマン氏によれば、ブラジル代表のドゥンガ監督とテクニカルスタッフが抗議は一切しないように希望していたと言う。
「決断を下さねばならない難しい瞬間だし、それが正しかったかどうかと教えてくれるのは時間だけだ。でも、テクニカルスタッフは迷わず最善策はネイマールを外すことだったと考え、処分を抗議しない様に頼んできたよ」
もしブラジル代表が決勝まで辿りついていた場合、ネイマールは4試合の処分を全うしていた。しかし、同国は準々決勝で敗退しているため、残りの2試合は2018年に行われるロシアワールドカップ予選の2戦に適用されるが、CBFはそれに対しても抗議する意向は無い様だ。
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