一国の首相が話題に挙げてくれたとしたら、その宣伝効果は一体どれほどになるのだろう。
思わずそんなことを考えてしまったニュースがある。
それは今月7日、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席との会談に臨んだ安倍晋三首相のニュースだ。このときの会談の際、安倍晋三首相が話題として持ち出したのは、今季からコンサドーレ札幌でプレーするベトナム代表のレ・コン・ビンの名前だったという。
もちろんこれが本題ではなく、挨拶がてらにスポーツの話題を触れた程度だと思うが、それを差し引いても、一国の首相の口からJリーガーの名前が挙がることというのは非常にレアケースのはずである。
これがどれほどの宣伝効果になるのかは見当もつかないが、スポーツの枠をはるかに超えてニュースになることで、ベトナムの事業展開を狙う企業がコンサドーレ札幌に興味を持ってくれれば、万々歳であろう。
最近では、インドネシア代表のアンディック・ベルマンサがヴァンフォーレ甲府の練習に参加していたことでもニュースになった。今後、東南アジアから移籍してきたJリーガーをきっかけにあらたな市場が生まれていく可能性は十分にありそうだ。
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