ゴンサロ・イグアイン【写真:Getty Images】
コパ・アメリカ(南米選手権)でチリ代表に敗れたアルゼンチン代表のFWゴンサロ・イグアインは、試合中にビッグチャンスを外し、PK戦でもシュートは枠外となった。
このイグアインの不運を、スペイン紙『アス』は「呪い」と名付け、同選手が今まで外してきた決定機を取り上げている。
イグアインは、昨年のブラジルワールドカップ(W杯)の決勝・ドイツ代表戦でも、MFトニ・クロースがミスしたボールを拾うも、ゴール真正面からのシュートを外した。結果、延長戦でバイエルンのMFマリオ・ゲッツェに決勝点を決められ、28年ぶりのW杯優勝を逃している。
クラブ(ナポリ)でも決定的なミスを犯している。ベニテス監督最後の試合となったラツィオ戦で、勝ち越すチャンスだったPKを外してチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を逃した。
なおスペインではレアル・マドリー時代の2010年、CLベスト16のオリンピック・リオン戦のビッグミスが知られている。GKがゴールを空け、あとは流し込むだけだったチャンスでポストに当て、ベスト8進出を逃した場面だ。
2006-2007の冬移籍市場にマドリーに加入したイグアインは当時、リーグ優勝を果たす決め手となった2得点を決めているが、それ以降は決定的なゴールより外した決定機の方が話題になっている。
これらのミスはFWであれば宿命とも言える。だが、象徴的な場面で繰り返してしまったことで悪い印象を与えてしまったのだろう。
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