チリ代表のMFビダル【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのユベントスに所属するチリ代表のMFアルトゥーロ・ビダルは、レアル・マドリーに移籍することが濃厚なようだ。
2011年にユベントスへ加入した28歳のビダルは今季、スクデット4連覇、20年ぶりのコッパ・イタリア制覇、チャンピオンズリーグ準優勝に貢献。母国開催となったコパ・アメリカでは、大会期間中に飲酒運転事故を起こしたものの、全7試合に先発し、チリを史上初の南米王者に導いた。なお、アルゼンチンとの決勝ではPK戦で2人目のキッカーを務め、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されている。
チリ紙『ラターセラ』によれば、ビダルは既にマドリーと合意に達しており、5年契約を結ぶようだ。また、同クラブの首脳陣は、コパ・アメリカ終了に合わせ現地入りし、契約の細部を詰める予定だと報じられている。
ビダルの移籍先には、チリ代表の同僚であるFWアレクシス・サンチェスが所属するアーセナルや、大型補強を目論むマンチェスター・ユナイテッドなどが候補だと伝えられてきたが、同選手の代理人であるフェルナンド・フェリセビッチ氏は「交渉は全くない」と噂を否定していた。
マドリーは2014-15シーズンで無冠に終わり、来季からはスペイン人指揮官のラファエル・ベニテス新監督がチームを率いることが決まっている。
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