決勝進出を果たしたなでしこジャパン【写真:Getty Images】
【なでしこジャパン2-1イングランド代表 カナダ女子W杯準決勝】
カナダ女子W杯を戦うなでしこジャパンは現地時間1日、準決勝でイングランド代表と対戦した。
オーストラリアとの準々決勝では、試合終盤に岩渕真奈が値千金のゴールを奪う。これが決勝点となってなでしこジャパンは勝利を収めた。
対するイングランドは初のベスト4進出。大きなことを成し遂げてやろうという勢いはあるはずで、何より前回大会でなでしこジャパンを破っている。今回もその再現を狙ってくるはずだ。
なでしこジャパンはいきなり危ないシーンを迎える。1分、熊谷紗希がテイラーに入れ替わられてシュートを許すも、わずかに外れて事無きを得る。
その後はポゼッションを高めたなでしこジャパンだが、不用意なミスから相手の攻撃を許す場面もある。
そんな中で迎えた30分、いいタイミングで抜け出した有吉佐織がPA内で倒されて、PKを獲得する。そして、これを宮間あやがゴール左隅へ落ち着いて決め、なでしこジャパンが先制に成功した。
これで一気に流れを掌握したいところだったが、39分、なでしこジャパンもPKを与えてしまう。海堀あゆみのセーブも期待されたが、ウィリアムズにきっちり決められ試合は振り出しに戻った。
後半、先に動いたのはイングランド。60分、前回大会でなでしこジャパンからゴールを奪っているホワイトを投入する。62分、ダガンの思い切りの良いシュートがクロスバーを叩く。64分にはホワイトに狙い澄ましたミドルを打たれるが、海堀がセーブする。
流れを引き戻したいなでしこジャパンは70分、大野忍に代えて岩渕真奈を投入する。すると73分、岩渕が左サイドから仕掛けてシュート。積極的な姿勢を見せた。
そして土壇場のアディショナルタイム、川澄のクロスを相手がオウンゴールしてしまい、なでしこジャパンは勝ち越しゴールを奪った。試合はこのまま終了。なでしこジャパンが2大会連続の決勝進出を果たした。
【得点者】
33分 1-0 宮間あや(なでしこジャパン)
40分 1-1 ウィリアムズ(イングランド代表)
90分 2-1 オウンゴール(なでしこジャパン)
【了】