コンディションを重視して先発陣を刷新
主将のフォラントがデンマークを振り切った。2015年6月20日、U-21欧州選手権グループAの第2試合が行われ、2位ドイツ代表は1位デンマーク代表と対戦した。
初戦のセルビア代表戦を散々なパフォーマンスで1-1のドローに終えたドイツ代表は、数名の先発メンバーを入れ替えてデンマーク代表戦に臨んだ。
初戦で77分から投入され鋭い突破を見せたビッテンコートを右SHに起用する。ボランチにはライトナーに代えてキミッヒ、そしてワントップにフォラントを据えた。コンディションを重視して先発陣を刷新する。
セルビア代表戦に続いて、ドイツ代表はたどたどしさを引きずった。7分に左SBシュルツの曖昧な処理から、最後はクンドセンにミドルを打たれ、14分にはポウルセンに簡単に裏に抜け出されて、シュートを打たれてしまう。
しかしユネス、ビッテンコートの両SHのサイドアタックで徐々に攻撃のリズムを掴むと31分、ジャンのラストパスに抜け出したフォラントが先制弾を流し込む。1-0。
キミッヒは「初戦は本当に良くなかった。だけど今では僕たちは安定して、多くのことを良くやった」とデンマーク代表戦を振り返る。48分にはフォラントが直接FKを決めた。53分にはユネスが左サイドをえぐって、ギンターがヘッドで3点目をねじ込む。ドイツ代表はデンマーク代表に3-0で勝利し、グループAの首位に躍り出た。
【次ページ】来季バイエルンへ。ペップも高く評価するキミッヒ