ルシアーノ・ビエット【写真:Getty Images】
今季のリーガエスパニョーラを6位で終え、来季に向けて移籍市場で積極的な動きを見せるビジャレアルは、また一つ取引をまとめたようだ。
フェルナンド・ロイグ会長が22日に行われた記者会見で「ビエットはアトレティコ・マドリーに売却した」と明かしている。
アルゼンチン出身で、今季リーガ初挑戦ながら32試合出場12得点とブレイクを果たしたルシアーノ・ビエットは、2000万ユーロ(約28億円)の移籍金でアトレティコ・マドリーに完全移籍することになる。
また、代役には同じくアトレティコ・マドリーからブラジル人FWレオ・バチストンを買い取りオプション付きのレンタルで獲得する。古巣ラージョ・バジェカーノでブレイクした一昨季を思い出させる活躍を披露して再び勝ちを高めた痩身のストライカーには、ビエットの穴を埋める活躍が期待される。
ロイグ会長も「彼は興味深い選手。ここで素晴らしいプレーを見せてくれると信じている」と大きな期待を寄せた。
さらに補強を進めるビジャレアルは、レッドブル・ザルツブルグからベルギー代表FWマッシモ・ブルーノ獲得に迫っている。21歳のウインガーについてロイグ会長は「今すぐ契約がまとまることを願っている」と、交渉中であることを明かした。
すでに今季6得点のイケチュク・ウチェをメキシコのティグレスへ放出し、マラガから期待の若手サムエル・カスティジェホとサムエル・ガルシア、パリ・サンジェルマンからフランスの若き守護神アルフォンス・アレオラを獲得しているビジャレアル。レンタル復帰組も多く、来季に向けた準備は着々と進んでいる。
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