スコットランドで個性的なマスコットが誕生
スコティッシュ・プレミアリーグのパーティック・シッスルFCは22日、クラブの新たなマスコットを発表した。
全身黄色で統一され、上半身は絵に描いた太陽のようなトゲトゲで、二足歩行。さらに一本眉と白目というあまりに個性的な容姿が、世界中のサッカーファンの度肝を抜いた。
しかし、このマスコット誕生の裏にはしっかりとしたストーリーがある。クラブ公式HP上で事の顛末が明かされている。
パーティック・シッスルFCは来季から米・カリフォルニア州に拠点を置く投資顧問会社キングスフォード・キャピタル・マネジメントとスポンサー契約を締結した。少なくとも2年間の契約で、ユニフォームの胸に会社のロゴが掲出される。
そのキングスフォード・キャピタル・マネジメントのマイク・ウィルキンス社長が数年前に、お気に入りの現代アーティストのデイビッド・シュリグリー氏とパーティで会ったところからストーリーが始まる。
パーティで意気投合した2人は、シュリグリー氏が芸術学校時代に過ごしたグラスゴーを本拠地とするクラブをサポートしようと立ち上がったのだ。
今年NBAファイナルを制したゴールデンステート・ウォーリアーズの株を保有し、スタンフォード大学大学院でMBA(経営学修士)を取得した優秀なビジネスマンであるウィルキンス社長は、「私はこれまでイギリスでこのような機会を探してきたが、最適なものを見つけられなかった。パーティック・シッスルFCについてシュリグリー氏に話したとき、それは完璧に噛み合ったようだった。次のステップはクラブと話すことだったんだ」と、スポンサー契約がとんとん拍子で進んだことを明かしている。