レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスは、マドリーに対して怒っており今夏の退団を決意したようだ。スペイン紙『アス』が21日に伝えている。

　同紙によればラモスは、同選手が宿敵バルセロナへの移籍を希望していたという情報をマドリーが否定しなかったことによって堪忍袋の緒が切れたとみられている。

　また、ラモスは、マドリーがリークしてきた情報によって、同選手を守銭奴の様なイメージにしたクラブに不満を示している。高い年俸を要求していると報じられてきたが、同紙によるとスペイン代表選手は、今なら他クラブが現在マドリーから貰っている600万ユーロ（約8億4千万円）と同じ年俸をオファーしたとしても受け入れるつもりだとのこと。

　ラモスにとっては金銭的な問題ではなく、妥当な評価をされていないことにあると同紙は語っている。ラモスは今まで他クラブのオファーは一切検討していなかったが、これからはマンチェスター・ユナイテッドやシティ、パリ・サンジェルマン（PSG）と交渉し始めるかもしれないようだ。

　その為には契約解除の違約金2億ユーロ（約280億円）を下げてもらうよう、マドリーに相談してみるそうだ。

　19歳でマドリーに加入して10年が過ぎた今、念願のデシマ（チャンピオンズリーグ10杯目）優勝の英雄ラモスだが、果たして同選手もデル・ボスケ、イエロ、ラウール、そして恐らくカシージャスの様に華やかな退団は迎えられないのだろうか。

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