ザンクトパウリ移籍が決定したFW宮市亮【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ2部のザンクトパウリは、アーセナルからFW宮市亮をフリーで獲得したことをオフィシャルサイトで発表した。契約期間は2018年6月30日までの3年、背番号は「13」に決定している。
宮市は2011年に中京大中京高校からアーセナルに加入。その後、フェイエノールト、ボルトン、ウィガン、トウェンテとレンタル移籍を繰り返し、アーセナルでの公式戦出場は4試合のみにとどまっていた。
ザンクトパウリのトーマス・メグルSD(スポーツディレクター)は、「リョウは我々の要求に完璧にフィットする。彼には素晴らしいキャラクターがあり、素晴らしい青年だ」と宮市を高く評価している。
一方、エヴァルド・リーネン監督は「彼はとても速く、テクニックに優れた選手だ。左右どちらのウイングでもプレーできる」と述べた。
イングランド、オランダと渡り歩いた宮市にとって、ドイツの地は3ヶ国目となる海外挑戦だ。22歳のアタッカーは、新天地での意気込みを次のように語った。
「このクラブには素晴らしいファンがいることは知っている。このスタジアムでプレーするのが楽しみだし、ここの芝に立つのが待ちきれない」
ザンクトパウリはリーグ戦15位と、ブンデスリーガ昇格とは程遠い順位でシーズンを終えた。「僕はこのチームを助けたい。昨季よりも良い順位に辿り着きたいと思っているし、ベストを尽くすよ」と、チームの巻き返しを誓っている。
「僕はボールを持ってドリブルするのが好きな攻撃的な選手だ。僕の得意なポジションはウインガーだよ」と自身のプレースタイルを紹介している。
果たして宮市はドイツで輝きを放つことはできるのだろうか。
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