ブラジル代表のカルロス・ドゥンガ監督【写真:Getty Images】
コパ・アメリカを戦うブラジル代表は現地時間17日、コロンビア代表と対戦して0-1で敗れた。
前半36分にセットプレーの流れからジェイソン・ムリージョにゴールを許し、ビハインドを追う展開に。最後まで猛攻を仕掛けたが同点に追いつくことが出来ず、カルロス・ドゥンガ監督就任後、12試合目にして初黒星を喫した。
試合終了後、ネイマールが相手選手に対して故意にボールをぶつけたことで両選手が入り混じる乱闘騒ぎに発展。ネイマールとコロンビアのカルロス・バッカ両者にレッドカードが提示された。
敗れたブラジルは2試合を消化して勝ち点3。ネイマールを出場停止で欠く最終節のベネズエラ戦は、結果次第でグループステージ敗退の可能性もある。
ドゥンガ監督は試合後の記者会見でベネズエラ戦はネイマール抜きで戦う準備は出来ていると語った。今年3月のメキシコ戦でネイマールを欠いたブラジルは2-0で勝利している。
「明日までは、ネイマール抜きでの戦い方を考え始めるのは待つべきだろう。我々は、過去に一度ネイマール抜きで戦ったことがある。準備は出来ている。我々はグループなんだ」
また、現役時代は日本でもプレーしたこともある指揮官は、「不運なことに、審判は試合のコントロールする方法を知らなかった。前回のコロンビア戦のようなひどいプレーがいくつかあった」この試合で審判を務めたチリ人のエンリケ・オッセス氏を批判した。
ブラジルは母国開催となった2014年のW杯準々決勝でもコロンビアと対戦。この試合は2-1と勝利していたが、コロンビアのDFファン・カミロ・スニガがネイマールに脊椎骨折の負傷を負わせるなど、因縁が残る試合となった。
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