コロンビア戦後にレッドカードを提示されたネイマール【写真:Getty Images】
【ブラジル 0-1 コロンビア コパ・アメリカ グループC】
ブラジル代表は18日、コパ・アメリカでコロンビア代表と対戦し、0-1で敗れた。
試合は36分、セットプレーの流れからジェイソン・ムリージョが決めてコロンビアが先制する。1点を追うブラジルは最後まで猛攻を仕掛けるも、同点に追いつくことは出来ず。カルロス・ドゥンガ監督就任後、初黒星を喫した。
だが試合はこれだけでは終わらなかった。試合終了のホイッスルが鳴ったにも関わらず、ネイマールがパブロ・アルメロに対して故意にボールをぶつけたことにコロンビアの選手が大激怒。
コロンビアのカルロス・バッカがネイマールを突き飛ばし、両チームが掴み合う乱闘にまで発展した。バッカはユニフォームが破れてしまった。これにより、ネイマールとバッカの両者にレッドカードが提示され、ともに一発退場となった。
ブラジルの敗戦により、グループCはベネズエラ、ブラジル、コロンビアが勝ち点3ずつで並ぶ大混戦に。ベネズエラ対ペルーは未消化のため、結果次第ではさらにもつれる可能性もある。
グループステージ突破が懸かるブラジルは最終節でベネズエラと対戦するが、一発退場の処分を受けたネイマールは出場することが出来ない。また、大会側がこの退場を重いもの判断した場合は、決勝トーナメントに進出したとしても長期出場停止が科せられる可能性もある。
2014年のブラジルW杯準々決勝でもコロンビアのDFファン・カミロ・スニガがネイマールに脊椎骨折を負わせたことで、両国の間には“因縁”が生まれていた。
スニガは試合前、ネイマールと和解したことを明かしていたが、今回の乱闘騒ぎにより、両国の間に因縁が再燃することになりそうだ。
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