カルロス・テベス【写真:Getty Images】
様々なクラブへの移籍の噂が流れているカルロス・テベスにとって、ボカ・ジュニアーズへの復帰が最優先という気持ちに変わりはないようだ。
イタリアの移籍市場専門ジャーナリストであるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏は17日、テベスが代理人を通してクラブに「アルゼンチンへ戻りたい」意思を伝えたと、自身のツイッター上で明らかにした。
同日、伊『スポーツメディアセット』は「カルロス・テベスがボカ・ジュニアーズと3年契約で合意した」と報じている。
ユベントスとの契約を1年残しているテベスを獲得するには移籍金を支払う必要がある。ボカに対して要求する額は最低500万ユーロ(約7億円)と見積もられているが、支払い能力を疑問視する報道もあり、予断を許さない状況だ。
一方、ボカのダニエル・アンヘリチ会長はコパ・アメリカ開催中のチリに乗りこみ、テベス本人と会談したことがわかっている。
会談を終えたアンヘリチ会長は、アルゼンチン『TyCスポーツ』に対し「カルリートス(テベスの愛称)との契約には慎重になりたい。彼はまだユベントスとの契約を残しているので、クラブを尊重しなければならない。私はユベントスに残るか、ボカに復帰するかのどちらかだと確信している」と語り、復帰に自信をのぞかせた。
現在コパ・アメリカの真っ最中で、アンヘリチ会長も「彼にはコパ・アメリカに専念してほしい」と述べており、アルゼンチン代表が大会を終えるまでは本人を交えた具体的な交渉は行われないと見られるが、『スポーツメディアセット』はテベスの代理人がトリノへ赴いてユベントス側と条件面を詰めるとしており、急展開を迎える可能性もある。
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