FIFAの汚職に関連する捜査において新たな動きが…【写真:Getty Images】
FIFAの汚職に関連する捜査において新たな動きがあったようだ。英『BBC』などが17日に報じた。
スイスの検事総長を務めるマイケル・ローバー氏が記者会見を行い、金融調査機関が膨大な量のデータを分析した結果、銀行が53ものマネーロンダリングの記録を残していたことが分かったと明かしている。
そのうえで今回の金融関連の不正が明るみに出たことで、ゼップ・ブラッター会長やジェローム・ヴァルケ事務局長に対する聴取の可能性を除外しないとしている。
そして、不正の証拠を暴いたローバー氏は「我々はいくつもの国の検察とともに複雑な捜査を行っており、時間がかかる。フットボールの世界は我慢を必要としており、この捜査は性質上“90分間”よりもかなりの時間を要する」と、今後も慎重に捜査を続けていく意向を示した。
【了】