【日本 0-0 シンガポール 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
圧倒的に試合を支配した日本だったが、スコアレスドローに終わった。キャプテンの長谷部誠はこの結果について「重く受け止めなければならない。最後の部分で何かが足りないのを痛感します」と振り返った。
アンカーの位置から積極的にゲームを組み立てた。攻撃が中央に偏っていたようにも映ったが、シンガポールの選手たちがサイドもしっかりケアしており、日本としても糸口を掴めなかった。
長谷部自身も、普段は見せないようなパスミスがいくつかあった。「相手もすごくスライドが速かった」という。シンガポールの対応をいかにして崩すかを考えているうちに、時間だけが過ぎてしまった。
とはいえ、日本にとっては勝たなければいけない試合だった。シンガポールの守備がいくら素晴らしかったといっても、それに打ち勝つ力がなければ世界と戦うことなどできない。
日本代表はもう一度危機感を持ってこの予選に臨む必要がある。
【了】