相手GKの牙城を崩せず
【日本 0-0 シンガポール 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
イラクとの親善試合を4-0で勝利していた日本代表だが、この日のシンガポール戦は苦しんだ。
長友佑都がベンチスタートとなり、太田宏介が左サイドバックに入った。その他の10人はイラク戦と同じメンバーが名を連ねた。
キックオフ直後から積極的にゴールを目指した日本は4分、縦パスを受けた本田圭佑が左足で狙う。12分には柴崎岳のパスから香川真司がシュートを放つもGKのセーブに阻まれた。
日本は縦への意識を強く持ち、チャンスを作る。しかし、パスが相手に引っかかるシーンも散見される。
23分、右サイドをオーバーラップした酒井宏樹の折り返しを香川が狙うも、クロスバーの上を越えた。30分にはPA内で岡崎慎司がシュートも決められない。
決定機を作る日本だが、一方で縦パスに固執するあまりシンガポールに対応されてしまう。前半は無得点で終えることになった。
52分、カウンターから最後は宇佐美がシュートを狙うも枠を捉えられない。55分には太田の完璧なクロスに岡崎が頭で合わせるも、GKのファインセーブに阻まれゴールならず。
日本は61分、香川に代えて大迫勇也を投入。岡崎との2トップを組んだ。
68分、CKに本田が頭で合わせるも、これもGKにセーブされてしまう。70分、柴崎に代えて原口元気を投入する。
72分には本田がFKを直接狙うもクロスバーに嫌われた。本田は75分にも渾身のミドルを放つも枠を外れた。
日本は78分、宇佐美に代えて武藤嘉紀を投入する。次々と攻撃的な選手をピッチに送り出したものの、最後までゴールは奪えず。日本はW杯予選の初戦を引き分けで終えることになった。
【了】