シンガポール戦に潜んでいる罠とは
「この試合には罠が仕掛けられていると思っている」
二次予選の初戦を前にヴァイッド・ハリルホジッチ監督はチームが気持ちを引き締める必要があることを強調した。その罠とは相手のシンガポールを過小評価し「集中と丁寧さに欠ける」プレーをしてしまうことだ。
「フランス代表を見てほしい。今まで歴史上で負けたことのないチームに彼らは負けた。つまり、試合の前に起こり得るすべてのことを考えなければいけないと私は警告している」
ハリルホジッチ監督が事例として出したのはアルバニアに1-0で敗れたフランス代表だ。EURO2016の開催国であり、予選を免除されているフランスはテストを積み重ねている状況だが、デシャン監督は気持ちの部分で欠けていたことを記者会見で述懐していた様だ。
「実際に監督の話でフランスが負けた試合とかも話をミーティングでされていて、簡単に勝てる試合はないし、どんな相手でも甘く見たら足下をすくわれるというのは言われている」
そう語る丹羽大輝は「立ち上がりから畳み掛けるぐらいの気持ちでやっていかないといけない」と強調する。“格下”と言われるチームと対戦する場合、とりわけ公式戦の初戦を前に“油断は禁物”と言ったことは口にするものだが、蓋を開けてみるとふわっと入ってしまった隙を突かれ、気がつけばジャイアントキリングを許しているという事例は枚挙にいとまがない。
6/11
アジア二次予選 フィリピン 2-1 バーレーン
6/13
国際親善試合 アルバニア 1-0 フランス
女子W杯 フランス 0-2 コロンビア
6/14
コパ・アメリカ コロンビア 0-1 ベネズエラ
EURO予選 フェロー諸島 2-1 ギリシャ
などなど…