ユベントスのFWモラタ【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するスペイン代表のFWアルバロ・モラタが、6日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝でバルセロナに敗戦した悔しさやイタリアでのプレーについて語っている。
モラタはCL決勝で流れを引き寄せる同点弾を決めたものの、バルセロナに1-3で敗れ、ユベントス史上初となる主要タイトル3冠の夢は叶えられなかった。しかし、古巣マドリーとの準決勝を合わせ、最後の3試合で3ゴールを決めるなど、シーズン終盤に存在感を放った。
スペインメディア『マルカTV』でモラタは「決勝を思い出すたびに涙を流した。でも将来に繋がると思う。敗北からは常に学ぶものがあるからね。トリノの空港では1000人ほどのファンが温かく出迎えてくれて、まるで勝ったかのような雰囲気を作ってくれた」と、ユーベ加入1年目に大きな経験を積んだことを強調した。
モラタはレアル・マドリーの下部組織出身ながらトップチームで十分な出場機会が与えられず、昨夏に移籍金2000万ユーロ(約28億円)の買い戻し条項付きでユベントスに加入。移籍初年度はセリエAでの8得点を含む公式戦15ゴールを記録した。
「イタリアのフットボールは僕に多くのことを与えてくれた。スペイン時代のキャリアよりも、ここでの1シーズンの方が有意義だったと思う。この国の守備はかなり組織的で得点することが難しい。とても戦術的なスタイルだし、リーガエスパニョーラとは完全に異なる。人々はセリエAに慣れることに苦労すると言うけれど、自分には当てはまらないと思うよ。ユーベでは僕が活きるスペースを見つけることができたからね」
また、クラブのチームメートについては「アンドレア・ピルロは世界のレジェンドで、彼とプレーできることは特権だ。全てのことがお手本となる。ポール・ポグバは友人だ。ユーベに残留してくれることを願っているよ。彼は本物のスーパースターだからね」と賞賛の言葉をおくっている。
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