ロベルト・カルロス氏【写真:Getty Images】
レアル・マドリーOBで元ブラジル代表のロベルト・カルロス氏は14日、スペイン紙『マルカ』に古巣の現状について言及した。
2012年に現役を引退し、指導者に転身した同氏は「モウリーニョの様な監督になりたい」と、自身の目標を明かした。
監督と言えば古巣マドリーは5月下旬、カルロ・アンチェロッティ氏を解任したが「デル・ボスケやハインケス同様、気に入らない決断だったけど決定権を握っているのはペレス会長だ」と、納得いかない姿勢を示した。
代わりにマドリーが獲得したラファエル・ベニテス新監督に関しては「良い監督だし、マドリーを良く知っているから正しい判断だ」と、元同僚のジダンと同じ意見を述べた。
パフォーマンスが疑問視されたFWガレス・ベイルにも売却の噂が出たが「退団しないで欲しい。彼のプレーは素晴らしいし、私にとってはファンタスティックな選手だ」と、同選手を支持した。
なおR・カルロス氏は、マドリーが今冬獲得したノルウェーの神童MFマルティン・ウーデゴーのタレント性を称えるも「残念なことに、時には違う目的でハメスやベッカムみたいな選手を獲得してしまう」と、自身がいた頃から変わらないクラブの補強方針を非難した。
しかしこの元ブラジル代表は、クラブの方針を非難するも、選手に関しては「ベッカムのプロ精神には驚いた。チームの為に働く選手だった」と、ベッカム氏のサッカーに対する姿勢を褒めたたえた。
「FKにおいては世界一だった。恐らく史上最高のキッカーだと思う。面白いライバル関係があったよ、FKは一緒に練習していた。今日において世界最高のFKキッカーはC・ロナウドだ」
またR・カルロス氏は、元同僚のフィーゴ氏がFIFAを正せる可能性を秘めていると主張すると同時に「彼とロッベン、そしてカフーとの対戦が最も苦しんだ。最速選手はメッシ」と語った。
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