とにかく、よく怒る。
それが、J2のアビスパ福岡でマリヤン・プシュニク監督だ。今年から日本で指揮を執るスロベニア出身の52歳の激怒ぶりは、すでにサッカーファンの間でも話題となっている。
彼の怒りの原因は、おもにジャッジだ。納得いかない判定が下されると、テクニカルエリアでの激しい抗議で訴え続ける。4月21日のJ2第10節の千葉戦では、GKがハイボールを処理した際の判定に激怒したあまり、テクニカルエリアを飛び出してピッチに入ってしまい退席となっている。
試合後の監督会見での激怒も有名で、第28節G大阪戦では4分のロスタイム表示が出されながら、数十秒早く試合が終了したことに触れて、「私はスイス製の高級腕時計をしているが、ロスタイムは1分30秒も早く終わった。まさか私の時計は進んでいるとは考えられない」、「Jリーグではフェアプレーという言葉がよく出てくるが、これのどこがフェアプレーなのか?」とまくしたてている。
最近では第34節モンテディオ山形戦でも、主審の判定に猛抗議を続け、試合後には「FIFAのルールにリスペクトしていない判定は悲しい。彼が今後、笛を吹かないことを希望したい」と主審を痛烈に批判した。
これだけ怒るのは、それだけ真剣だからでもあるが、彼の怒りは収まる日は来るのだろうか。
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