ベンフィカ移籍が噂されているファビオ・コエントラン【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのDFファビオ・コエントランは、古巣ベンフィカにレンタル移籍で戻る可能性が濃厚なようだ。ポルトガル『コレイオ・ダ・マーニャ』が13日に伝えている。
同サイトによればコエントランのレンタル移籍が現実するには、マドリーがベンフィカにとって高額年俸である同選手の250万ユーロ(約3億5千万円)の一部を支払わねばならない。
一見不可能と思えるかもしれないがベンフィカは、ルイス・フィリペ・ビエイラ会長が仲の良いコエントランの代理人ジョルジュ・メンデス氏を説得し、その後メンデス氏がマドリーのペレス会長を説得すると言う理想のシチュエーションを描いているようだ。
他にもマンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマン(PSG)がコエントランを狙っている。そのためベンフィカは交渉をなるべく早く進めたい模様だ。
コエントランは6日、母国のスポルティングへの移籍が噂されていた時に「ポルトガルの全クラブをリスペクトしているけど、母国でプレーするとしたらベンフィカだけ」と、古巣愛を強調していた。
しかしあくまで「プレーするとしたら」と述べているため、今夏とは限らない。実際にスペイン紙『マルカ』は28日、ベニテスの到来によってポルトガル代表選手は残留を決意したと報じている。
マドリーは2011年、3000万ユーロ(約42億円)でコエントランを獲得したが、現地では移籍金に見合った活躍はしていないと思われている。今季コエントランはリーガで9試合に出場し、その内スタメンとして出たのは5試合のみだった。
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