宇佐美貴史【写真:Getty Images】
日本代表は13日、W杯アジア2次予選のシンガポール戦に向けて練習を行った。
イラク戦で代表初先発を果たし、アシストも決めた宇佐美貴史。このイラク戦に続き、シンガポール相手にももちろん勝利が求められる。何よりヴァイッド・ハリルホジッチ監督の情熱が強いが、宇佐美にもその気持ちは伝播している。
「ミーティングの中でもとにかく負けるのが嫌いだってことは言います。僕らの勝利に対する意欲も強いと思いますけど、さらにそれを監督が何回も口にすることで、僕らの中にも入れてくれてるってのは感じます」
プラチナ世代は現代表の最年少の世代だ。しかし、ドイツでのプレーを経験している宇佐美は若手という意識は持っていない。むしろ、この世代が代表の中心にならなければいけないと考えている。
「(柴崎)岳や武藤(嘉紀)もそうだし、僕らの世代がもっと出てこないといけないと思う。僕らが引っ張っていく気持ちを持たないと、チームとして底上げすることができないと思うので、よりアグレッシブに質の高いプレーをすれば、さらに良くなっていくんじゃないかと思います」
期待され続けたプラチナ世代が、ようやく日本代表として出場するようになった。次は彼らが中心となる番であり、その中心にはやはり、宇佐美の存在があるだろう。
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