アジアの先頭集団から離されつつあるJ
柏が準決勝で広州恒大に大敗したことで、2013年のACLの舞台から日本勢はすべていなくなった。2008年にガンバ大阪が王者に輝いたのを最後に、Jリーグのチームは5年間決勝にも辿りつけていない。
優勝するためには実力はもちろんのこと、それなりに運も大事になってくるので、そこだけを見てJリーグがアジアで力を失っているとは言えない。ただ、ここ数年の日本勢の成績を全体的に見ると、アジアの先頭集団から引き離されつつあることがわかる。
2007年大会 浦和(優勝) 川崎(ベスト8)
2008年大会 浦和(ベスト4) 鹿島(ベスト8) G大阪(優勝)
2009年大会 鹿島(ベスト16) 川崎(ベスト8) 名古屋(ベスト4) G大阪(ベスト16)
2010年大会 鹿島(ベスト16) 川崎(敗退) G大阪(ベスト16) 広島(敗退)
2011年大会 名古屋(ベスト16) G大阪(ベスト16) C大阪(ベスト8) 鹿島(ベスト16)
2012年大会 柏(ベスト16) F東京(ベスト16) 名古屋(ベスト16) G大阪(敗退)
2013年 浦和(敗退) 広島(敗退) 仙台(敗退) 柏(ベスト4)
2009年から成績が徐々に下降線を描いており、今年にいたっては4チーム中3チームがグループリーグ敗退。柏の奮闘が唯一の救いという状況だった。Jリーグ勢はアジアの舞台で勝てなくなってきている。
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