本田、槙野、岡崎の得点で3-0とリード
日本代表は11日、日産スタジアムで行われているキリンチャレンジカップにおいてイラク代表と対戦。16日に行われる2018年ロシアW杯アジア2次予選の初戦シンガポール戦に向けた重要なテストマッチでFW宇佐美貴史が代表初先発を果たした。
そのほかにはGK川島永嗣、DF酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都、MF長谷部誠、柴崎岳、香川真司、FW本田圭佑、岡崎慎司が先発の11人に名を連ねた。
このメンバーについて、現地で取材するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏は「柴崎と宇佐美に注目したい」とし、「次のW杯でスタメンになれるかどうかの第一歩」と語った。
試合は立ち上がりの5分、キャロル氏が「ビルドアップもプレッシングも速いサッカーが見たい」と語ったように、柴崎からの縦パスに本田が抜け出して先制点を決めた。
また、対戦相手のイラクについて、4強に進出したアジアカップ当時の印象は「スピードがあり激しいチーム」と語ったものの「でも、今日は先制点を取られるのが早過ぎ…」と苦言を呈した。
さらに9分にはCKから槙野が追加点を奪うと、33分には本田、香川、柴崎、宇佐美と経由して岡崎が3点目をゲット。この状況にキャロル氏は「今日のイラクの守備陣は集中して試合に入れていない」と指摘した。
前半は、本田、槙野、岡崎が得点。3-0とリードして後半を迎えるが、日本にとってはホームでの親善試合でアジアのチームと対戦とあれば当然の結果ともいえる。
そのため、重要なのはチーム全体のパフォーマンスとなるが、キャロル氏は「前半は速いサッカーが出来ている。非常に良いスタートだった」とハリルホジッチ監督が目指すサッカーを体現できていることを讃えた。
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