バルセロナとの契約を延長したDFダニエウ・アウベス【写真:Getty Images】
バルセロナは9日、今月30日に切れる予定だったDFダニエウ・アウベスの契約を更に1年のオプション付きで2017年まで延長することに合意したことを公式サイトを通じて発表した。
ミランへの移籍が濃厚とされていたアウベスは今季、ことごとくバルサの契約更新オファーを断り、退団は秒読み段階とみられていた。2008年にバルサに加入したアウベスは、クラブが2度に渡って達成した三冠に大きく貢献した7人の選手の一人である。
具体的な年俸は明らかにされていないが、スペイン紙『マルカ』によれば、900万ユーロ(約12億5000万円)~1000万ユーロ(約13億9000万円)とされている。
また、同紙はジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、これまでに提示していたオファー以上のものは出せないことをアウベスに告げたため、急きょ延長に踏み切ったと報じている。
アウベスと代理人側は、ミランやパリ・サンジェルマン(PSG)からのオファーがあることをバルサに伝え、金銭面での好待遇を要求していたが、最終提示オファーを承認するか否かで決断を迫られたものとみられる。
バルサはアウベスと同じ右サイドバックのポジションに、2016年1月から公式戦出場が可能となるDFアレイクス・ビダルをセビージャから獲得している。
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