リバプール時代のサミ・ヒーピア氏【写真:Getty Images】
今季のプレミアリーグを6位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃すなど失意のシーズンを送ったリバプール。
しかし、シーズン終了後はマンチェスター・シティからイングランド代表MFジェームズ・ミルナー、バーンリーからU-21イングランド代表FWダニー・イングスをそれぞれフリーで獲得するなど、順調な補強を進めている。
来季に向けた巻き返しを誓うリバプールが“補強”を進めるのは選手だけではないようだ。リバプールはクラブのレジェンドであるサミ・ヒーピア氏をコーチングスタッフに招聘することを検討していると、9日付の英紙『デイリー・エクスプレス』が報じている。
ヒーピア氏は、リバプールがミランと激闘の上で制した“イスタンブールの奇跡”で知られる2005年のCL優勝メンバーのひとりだ。
2009年にリバプールからレバークーゼンへ移籍し、2011年5月に引退を表明。その後、レバークーゼンのコーチと監督を務め、2014年にはチャンピオンシップ(イングランド2部相当)のブライトンを率いるも半年で辞任していた。
元フィンランド代表DFのヒーピア氏は、同紙に対し「愛するクラブのために仕事ができることは素晴らしいことだろう。もしリバプールが、私が彼らを助けられると考えているのであれば、興味深いことだ」と述べ、前向きな姿勢を示した。
「もし監督として興味深い機会がないのであれば、アシスタントとして働く用意はできている。私にとっては何ら問題はないことだ」
リバプールはコーチ陣の入れ替えを検討しており、コリン・パスコー氏は解任し、マイク・マーシュ氏との契約は延長しないとみられる。
上記2選手の他にも、インテルMFマテオ・コバチッチやアストン・ヴィラFWクリスティアン・ベンテケなどを引き続き狙っているといわれているリバプール。来季に向けて選手、コーチ陣ともに一新となるのだろうか。
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