岡崎慎司【写真:Getty Images】
日本代表は8日、国内組も合流して合宿を開始した。
すでに他の海外組とともにトレーニングを続けてきた岡崎慎司は「日本の選手たちも自分たちに足りないものが何か理解しているから、素直に甘さがあったと思うし、そこはみんな共感している」と、チームでこれまでの日本代表における課題が共有されていると語る。
新チームはヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下、今までとは違った厳しいトレーニングや規則の中で活動している。
しかし、岡崎は「今は指示が多かったり、何かを改革する時期かもしれないけど、その中でも冷静に違うことをするのも考えていかないと、何かが起こったときにそれに対応できない人間になる」と、さらに改革の先を見据えている。
「今はとにかく世界のスタンダードの位置に日本を持っていかないといけないと思うんですけど、監督が目指しているのはスタンダードの一個上」と述べ、「言われていることを、もちろん受け入れつつもさらにもう一個違う変化を自分の中では持っていたい」、「選手個々としては、一人ひとり自分の特徴をもうワンランク上にすることが一番大事」と、周囲の選手たちにさらなる意識改革を求めた。
岡崎自身はハリルホジッチ監督の厳しさをプラスに捉えており、外出禁止や練習のハードさも含めて、それがレベルアップにつながると話す。そして、監督は厳しさが勝利につながると考えているのでは、と指摘した。
まずはその厳しさについていき、監督の想定を凌駕しなければ真の強さを手に入れることはできない。始動したばかりのチームだが、すでに未来へ向けてポジティブな雰囲気がただよっている。
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