「基本練習やドリブル練習のタッチの細かさが大事」
6月11日のイラク戦(横浜)、16日の2018年ロシアW杯アジア2次予選初戦・シンガポール戦(埼玉)を視野に入れ、1日から千葉県内で行われていた欧州組日本代表。
最終日の7日も午前午後の2部練で、午前は12人全員が参加したが、午後は5日合流の本田圭佑(ミラン)と香川真司(ドルトムント)の2人だけが参加。4日午後に長友佑都(インテル)と岡崎慎司(マインツ)が取り組んだマルセイユルーレットを入れながらのパス交、やメッシ流の細かいドリブル練習などスキルアップの内容に1時間以上の時間を割いた。
2日半・5回のトレーニングでこれでもかというくらい走り続けた香川も、ドリブルやフェイント主体のテクニック練習中心とあって、午後はご機嫌だった。スピードに乗ったジグザグブルなどを決めると、練習場に訪れた2100人の観衆から大きな拍手を送られ、本人も達成感を覚えた様子だった。
「(スキル練習はどうだった?)楽しかったですけど、観客も多かったから、いいプレッシャーもあった。こういう練習は大事だし、こういう時にしかできない。少年時代は結構してましたし、改めて基本練習であったり、ドリブル練習のタッチの細かさが大事だと思いました。
ここまでの練習はきつかったですね。午前中の走りだったり、2部練は精神的にも疲労が来ますし。そういう意味でも濃い週末だったですね(苦笑)。
明日からまた(国内組が)合流して、調整に入っていく中で、どこまでうまく体のリカバリーができるか、プレーの質が上がるかが分かる。とりあえず1回上げたんで、リカバリーして、試合までに調整していけるかだと思います」と香川自身も本番に向けて気を引き締めた。