HSVとの交渉を認めたトーマス・トゥヘル監督【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムント新監督のトーマス・トゥヘル氏は7日、ドイツ紙『ツァイト』で、ハンブルガーSV(HSV)からオファーがあったことを認めている。
ドルトムント就任が決定する前、1年間の休養を経て、来季から監督業復帰を明かしたトゥヘル監督には、複数のクラブからオファーの噂があった。
その中の1つがHSVで、4月の上旬までは就任が濃厚と報じられていた。
トゥヘル監督は、実際に交渉があったことを認め「ハンブルクのオファーは素晴らしかった」と、明かしている。
しかし「交渉中に私は迷っていた」と、オファーを受ける事に迷いを感じており「私はブンデスリーガのトップクラブで指揮してみたかった」と理由を語った。同監督は、当時降格圏で、最終的にも入れ替え戦でどうにか1部残留を勝ち取った同クラブへの就任をためらっていたようだ。
それでも「ハンブルクで私の2回目の監督生活を始めるのも悪くないと感じていた」と気持ちが就任に傾いていたことも述べている。
結局は同監督の望むトップクラブからのオファーがあり、ハンブルク行きはならなかったが、ドルトムントとしては結果的にギリギリのタイミングだったようだ。
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