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「何も残らなかった時に気付く」。岡崎が語るクラブ運営に携わる「価値」

text by 編集部 photo by Getty Images

「何も残らなかった時に気付く」。岡崎が語るクラブ運営に携わる「価値」
岡崎慎司【写真:Getty Images】

 日本代表は6日、海外組によるトレーニングを行い、選手たちはゲーム形式を含めたハードな内容をこなした。

 その練習後、本田圭佑の所属事務所がオーストリアのクラブの買収を試みているという噂について、岡崎慎司がその意義を語った。

 岡崎自身も来季からドイツ10部に昇格するFC バサラ・マインツのアドバイザーとしてクラブ運営に携わっており、本田にも共感できる部分はあるようだ。

「サッカー選手のうちに地域貢献のために1つのクラブを持つことも選手の価値。結局選手終わって何も残らなかった時に気付くわけじゃないですか、みんな」と、一連のアクションが持つ意味を述べた。

 自分の例に重ね合わせる岡崎は、「ドイツでも自分がいたからそこへの感謝も含めてそこに残したいと思いました。もちろん日本のために日本の選手が一つ一つクラブを持てば、それだけ盛り上がると思うし、それだけサッカー選手としての経験をそこでダイレクトに落とし込める」と、地域貢献をクラブ運営のポイントとして挙げる。

 さらに「ドイツなんか見てると地域にあるクラブが好きで、サッカーが好きになる。この街はサッカーでにぎわっているなみたいな感じで自然と子供たちがサッカーになじんでいく」と、サッカーが日常に入り込むという自身の理想も明かしている。

 自らが先駆者としてスタンダードを作り、経験を若い選手たちにも伝えていきたいと力を込める岡崎。本田の噂が現実になり、日本代表の2人が運営に携わるクラブ同士が対戦する日はくるのだろうか。

【了】

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