「今回は欧州組を多く呼ぶことになりそう」
9月のグアテマラ、ガーナの2連戦から1カ月が経過し、ザックジャパンの次なる活動が迫ってきた。10月は11日のセルビア戦と15日のベラルーシ戦の2連戦。セルビアは目下、2014年ブラジルW杯欧州予選A組3位だが、ベルギー、クロアチアに大きく離されて本大会出場が絶望的になっている。
それでもチェルシーでプレーするイバノビッチや本田圭佑(CSKA)のチームメート・トシッチらがいて、個人能力は決して低くない。ベラルーシもフランス、スペインと同じ予選I組で最下位に沈んでいるが、近年のCL・ELのBATEボリソフの大躍進を見ても分かる通り、底知れぬ潜在能力を秘めている。両チームともに日本と同等クラス、もしくはそれ以上の相手と見ていいだろう。
日本代表チームは7日からセルビアでキャンプに入ることになっているが、メンバー発表は今週後半に予定されている。今回は欧州組重視の選考になる公算が大だ。
日本代表関係者も「9月は国内組重視だったので、今回は欧州組を多く呼ぶことになりそう」と語っていた。
国内組で選出が確実視されるのは、チーム発足時からのレギュラーである遠藤保仁と今野泰幸のガンバ大阪コンビ、7月の東アジアカップから1トップに定着している柿谷曜一朗、川島永嗣の控えGKである西川周作と権田修一、センターバックのキーマンとして頭角を現しつつある森重真人くらい。他の選手たちはどうなるか分からない。
【次ページ】細貝、ハーフナー、乾は復帰濃厚か