ドイツ・マインツから合流した日本代表FW岡崎慎司【写真:Getty Images】
11日のイラク戦と16日のロシアW杯アジア2次予選に向けて始動した日本代表は3日、海外組のみが練習を行った。午後の練習から岡崎慎司と長友佑都が合流した。
ブラジルW杯を戦い、クラブでのシーズンがスタート。1月にはアジアカップにも臨んだ。岡崎も疲労の色は濃いようで「単純に思いとは裏腹に力が出せなかったりとか、勝てなかったりとか、そういうことが今までより一気に経験した1年だった」と難しさを語った。
それでも今季も二桁ゴールを記録した。本人は「あまり達成感的なことはない」と振り返るも、「フライブルク戦の2得点ってのはすごく大事だと思っている。個人的に意地を見せられた」と、計12得点という結果に自信ものぞかせた。
ドイツの舞台でコンスタントに得点を決めた岡崎だが、日本代表としてもゴールを量産している。その意味でも、この2次予選はさらに得点数を積み上げるチャンスでもある。
だが岡崎は、「全くそういうふうには捉えていない」という。相手は格下かもしれないが「1試合1試合を同じように戦っていくっていうのが大事だと思うし、サッカーってそんなに簡単に点を取れないスポーツだと思う」と、一戦必勝を胸に戦うつもりだ。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制もスタートしたばかりで、これから更に熟成させていかなければならない。だからこそ、今回の2次予選もチームとしての上積みが求められる。
「90分間集中しきるとこっていうか、油断もせず、守備から攻撃から神経通った試合ができるかどうかっていうのが大事なことなんで、そういう意識の高さをどれだけ見せれるか」
日本を代表するストライカーである岡崎に油断はない。
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