評価分かれた本田、守備を指摘された長友
ミランの本田がフル出場を果たした30日のアタランタ戦後、地元紙の評価は各紙で大きく異なった。攻撃に絡んだことの少なさを批判するか、それ以外の部分の仕事を評価するかで異なったようだ。
以下は各紙の評価及び評点。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』 5.5(ファン・ヒンケルと並びチーム最低点タイ)
「日本政府は労働時間の短縮を図ったばかりであり、彼はそれに合わせてしまった。ちょっと右、またちょっと左でプレーするが、相手に危険をもたらすことはほとんどなかった」
『コリエレ・デッロ・スポルト』 6.5
「彼の仕事は陰ながらも有用だった。戦術的に非常に貴重で、なぜならケルビンを低い位置に押し込めたからだ。そして3点目の流れにも絡む」
『トゥットスポルト』 7
「守備への犠牲と献身という意味において有効で、頻繁に中盤へと降りた。攻撃面で姿を見せることはあまりなかったが、この上そこまで要求するのはあんまりだろう」
一方、31日の最終節エンポリ戦でフル出場したインテルの長友に対し、1日の地元紙の評価はどこも及第点だった。あわやゴールという前半6分の強烈なミドルシュートをはじめ、攻撃面ではは評価したものの、守備では批判されていた。以下は各紙の評価及び評点。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』 6
「ほとんどゴール。爆音を立ててスパートをかけるが、後方ではミスが多かった」
『コリエレ・デッロ・スポルト』 6
「良い攻め上がりだった。しかしいつものように混乱もあったが」
『トゥットスポルト』 6
「最初は右、そして左。前では危険な存在だった。後ろでもそうだが…」
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