セルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスは1日、スペイン代表の合宿所でスペインの複数メディアの取材に応じ、チームや自身の現状について言及した。
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝ユベントス戦で無理をしたため負傷していたが、「ほぼ100%回復している。昨日までその為に取り組んできた」と、ポジティブな見解を出した。
ラモスが代表合宿にいる間、ラファ・ベニテスがマドリーの新監督として発表されると予想されているが「クラブが公式化するまではコメントはできないけど、唯一言えることはイングランド、イタリア、そしてスペインでも勝ってきたとても偉大なコーチだということだ」と、敬意を表した。
マドリーにとって監督交代は最善策だったのかという質問に対しては「僕はそれを決断する適任者ではない。もし僕だったら違ったかもしれないけどらその為に知識が豊富な幹部達がいる」と、フロントの判断を尊重した。
解任されたアンチェロッティ氏については「このクラブが随分長い間味わえなかったタイトルへと導いてくれた偉大な監督だけど、サッカーでは過去の栄光は何の意味も成さないから判断が下されたのかもしれない」と語った。
なお性格が甘いと時折非難されていたイタリア人指揮官が率いていたこの2年間は、選手達の方が主導権を握っていたとも言われたが「決断を下すのが選手達だと思っている人は、一度もサッカーユニフォームを着たことがない連中だ」と反論した。
スペイン代表は11日と14日、コスタリカ代表との親善試合とベラルーシ代表とのEURO2016予選第6節に臨む。
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