11日のイラク戦と16日のロシアW杯アジア2次予選に向けて活動をスタートさせた日本代表は1日、シーズンを終えたばかりの海外組8人が集合して練習を行った。

　初日から合流している吉田麻也は「リーグ終わって2週間空いているんで、あまり休むわけにはいかないでしょ」と笑顔混じりにいまの心境を語った。

　比較的涼しいイングランドから例年以上の暑さに見舞われている日本へ帰ってきた吉田は「アジャストしていかないといけないし、シーズン終わりましたけど、あと2試合いいパフォーマンスを出さなきゃいけない」ときを引き締める。

　5月の国内組によるミニキャンプを経て、DF陣には新たな選手が加わった。吉田自身のポジションも安泰ではないが、「これからこの代表チームで競争が激しくなってくるっていうのはみんな自覚していることなので、みんなが来る前にしっかりコンディションをまた上げていかなきゃいけない」と、定位置をゆずる気は一切ない。

　シーズンが終わっても気を抜くことなく、今度はアジアでの戦いが待っている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制で初めての公式戦で、チームの真価が問われることになりそうだ。

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