リオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナのFWリオネル・メッシは30日、4人抜きのスーパーゴールなどでコパ・デル・レイ(国王杯)優勝に大きく貢献した。
メッシが04年にデビューして以来、バルセロナはリーガエスパニョーラ7度、チャンピオンズリーグ(CL)3度、コパ3度、スペインスーパー杯6度、UEFAスーパー杯2度、クラブW杯2度と、合計23タイトル制覇している。
一方、この11年で宿敵レアル・マドリーはリーガ3度、CL1度、コパ2度、スペインスーパー杯2度、UEFAスーパー杯1度、クラブW杯1度と、合計10タイトルにとどまっている。
また、どちらが世界一の選手かという議論が続いているメッシとクリスティアーノ・ロナウド。この議論は意見が分かれるところだが、クラブにもたらしたタイトル数では大きな差がある。
ロナウドがマドリーに加入した2009年以降の、バルサとのタイトル獲得数を見てみよう。
CLとコパでは1対1、2対2とそれぞれ同数。しかし、リーガは4対1、スーペルコパでも4対1、UEFAスーパー杯では2対1、さらにクラブW杯では2対1と、“メッシ・バルサ”に大きく差をつけられている。
さらにバルサは、ユベントスとのCL決勝を制すればタイトルを上乗せできる。そして、CL王者としてセビージャとのUEFAスーパー杯に臨み、ここでも戴冠のチャンスがあるのだ。
この差を埋めるにはメッシが衰える、もしくはバルサを退団するのを待つしかないのか。マドリーにとっては深刻な悩みである。
【了】