「最初は自分がどこまで下がってカバーに入るのかが分からなかった」
5月のブルガリア戦でザックジャパンに初招集され、7月の東アジアカップ・中国戦で国際Aマッチデビュー戦初ゴールという強烈なインパクトを残した工藤壮人。
8月のウルグアイ戦、9月のグアテマラ・ガーナ2連戦でも呼ばれ、4カ月間で4試合出場2得点という好結果を出している。本人も現時点でのチーム適応は順調に進んでいると考えているようだ。
「常連組の方々、海外組の選手たちはもう何年も一緒にザッケローニ監督とやってきている。彼らと比べると戦術の浸透はまだまだだと思います。
でも9月の長期間の合宿では少しずついろんな選手とコミュニケーションを取れましたし、すごく有意義に過ごせた。グアテマラ戦のゴールもそうですけど、自分がほしいところにボールが来たりと特徴を理解する作業も進んでいると思いますね。
守備面に関しても、最初は自分がどこまで下がってカバーに入るのかが分からなかったけど、今は割り切って前に残っていい場面が感覚的に分かってきたんで、そういう悩みはなくなりました。
後ろが(酒井)高徳や内田(篤人)選手とメンバーが変わっても声がどんどん出てくるようになったし、誰が入っても問題ないです。9月2連戦の時は酒井(宏樹)がケガで帰ったのがちょっと残念でした。酒井は何回も選ばれて常連だと思うし、僕が何回も招集されるように頑張って、一緒に戦えるようにしたいです」と彼は前向きにコメントする。